普段の料理にひと振りするだけで、一気にエキゾチックな異国の味へと変化させてしまう、世界各国のユニークで美味しい調味料を地域別にシンプルにまとめました。
中東・アフリカの魅惑のスパイス
- ハリッサ (Harissa) – チュニジアなど
唐辛子をベースに、ニンニク、コリアンダー、クミンなどのスパイスとオリーブオイルを混ぜ合わせたペースト状の辛味調味料です。ただ辛いだけでなく、奥深い旨味とスパイスの香りが特徴で、トマトスープやクスクス、焼いたお肉に添えるだけで本格的な地中海の味になります。 - デュカ (Dukkah) – エジプト
ローストしたナッツ(ヘーゼルナッツやアーモンド)、白ごま、コリアンダー、クミンなどのスパイスを粗く砕いて混ぜ合わせた、ザクザクとした食感が楽しいふりかけのような調味料です。オリーブオイルと一緒にパンにつけて食べるのが本場流ですが、サラダのトッピングとしても大人気です。
アジア・ヨーロッパのやみつきソース
- サテ・トム (Sa Tế Tôm) – ベトナム
レモングラスの爽やかな香りと、エビ(トム)の強烈な旨味、そして唐辛子の辛味が合わさった「ベトナム風の食べるラー油」です。フォー(米粉麺)の味変にはもちろん、卵かけご飯や冷奴、チャーハンに少し混ぜるだけで、驚くほどアジアの風味が広がります。 - アイヴァル (Ajvar) – バルカン半島(セルビア、クロアチアなど)
赤パプリカとナスをじっくりと煮込んで(またはローストして)ペースト状にした調味料です。野菜の甘みと旨味が極限まで凝縮されており、「バルカンのキャビア」と称されることもあります。パンにたっぷり塗ったり、肉料理のソースとして使われます。
個性が爆発!ユニークな万能調味料
- タヒン (Tajín) – メキシコ
チリペッパー(唐辛子)、乾燥ライムジュース、塩を絶妙なバランスでブレンドした粉末スパイスです。メキシコでは、タコスや肉料理だけでなく、マンゴーやスイカなどの甘いフルーツにたっぷりかけて食べるのが定番のスタイルです。酸味と辛味、塩気がフルーツの甘みを極限まで引き立てます。 - ベジマイト / マーマイト (Vegemite / Marmite) – オーストラリア / イギリス
ビールを醸造する際に出る「酵母エキス」から作られた、真っ黒で粘り気のあるペーストです。「世界一まずいジャム」と揶揄されることもありますが、強烈な塩気と独特の旨味(発酵臭)があり、バターを塗ったトーストに薄く塗って食べると、納豆や塩辛のように「強烈にクセになる」熱狂的なファンを持つ調味料です。