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アーサー王伝説:伝承系の要素のまとめ

「アーサー王伝説」の史実における起源や、中世ヨーロッパで語り継がれ、形作られていった「伝承・文学」としての重要用語をまとめました。

起源と歴史的背景

  • ブリトン人 (Britons)
    5〜6世紀のブリテン島(現在のイギリス)に住んでいたケルト系の民族です。ゲルマン系のサクソン人の侵攻に激しく抵抗し、その時の英雄的な指導者が「アーサー王」のモデルになったと考えられています。
  • アンブロシウス・アウレリアヌス (Ambrosius Aurelianus)
    歴史書に実在が記されている、サクソン人を撃退したブリトン人の指導者です。彼の実績が、後世のアーサー王伝説の基盤になったとする説が有力です。

文学・伝承としての発展

  • ブリタニア列王史 (Historia Regum Britanniae)
    12世紀にジェフリー・オブ・モンマスという人物がラテン語で書いた「歴史書(実際には偽史・創作に近い)」です。この本で初めて、魔法使いマーリンや、アーサー王の生涯の原型が体系的にまとめられました。
  • 騎士道ロマンス (Chivalric romance)
    12世紀後半からフランスなどの吟遊詩人や作家たちが書き加えた、恋や冒険の物語群です。「円卓の騎士」「ランスロットとグィネヴィアの不倫」「聖杯探索」などは、元々の歴史ではなく、このフランス文学の流行によって後付けで追加された設定です。

原典における重要な名称

  • カリブルヌス (Caliburnus)
    「エクスカリバー」のラテン語の古い呼び名です。さらに遡ると、ケルト神話に登場する稲妻の剣「カレドヴルフ (Caledfwlch)」が語源であるとされています。
  • カムランの戦い (Battle of Camlann)
    アーサー王と、反逆を起こしたモードレッドが激突したとされる、伝説における最後の悲劇的な戦争です。この戦いでアーサー王は致命傷を負い、王国は滅亡へと向かいました。

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